• ホーム
  • 水虫に効くテルビナフィン・授乳中の使用は可能か

水虫に効くテルビナフィン・授乳中の使用は可能か

2019年09月08日
水虫の脚ときれいな脚

テルビナフィンは抗真菌剤といってカビに対して効く薬です。
テルビナフィンはラミシールクリームという患部に直接塗布する塗り薬を筆頭に、飲み薬も広く使用されています。
また市販薬の塗り薬にもテルビナフィンはよく含有されています。
このテルビナフィンの使用用途は主に水虫です。
単純な水虫の場合には塗り薬だけの使用で十分効く薬ですが、爪白癬など内在性の症状の場合には内服薬がよく効くのでそれが使用されます。
内服薬はテルビナフィン125mgを1日1回食後に服用します。
ただし塗り薬は市販薬としても販売されていますが、内服薬は入手するのに医師の処方が必要な処方箋医薬品となっています。

この薬の作用機序に関してですが、真菌の細胞膜はエルゴステロールという脂質などによって構成されています。
テルビナフィンはこのエルゴステロールに対して影響を及ぼし、細胞膜機能を障害させ、抗真菌効果を示します。

水虫といえば中年以上の男性が主に発症するイメージが定着していますが、近年は若い女性も水虫を発症することが多くなっています。
ブーツなど湿気の貯まりやすい履物を多用するようになったことなどが背景にあると考えられます。
それではもし妊娠、授乳中の方が水虫を発症した際にテルビナフィン製剤を使用することはできるのでしょうか。

まず塗り薬タイプのものに関しては妊娠中、授乳中、いずれの場合でも問題なく使用することができます。
ただし飲み薬の場合には問題があります。
まず妊娠中には有益性が安全性を上回る場合にのみ使用が可能とされています。
妊娠初期に服用した場合に、胎児の体重減少など悪影響が出ることがあります。
授乳中に関しては使用しないこととされています。
どうしても服用しなければならない時は授乳を中止することとされています。
これは乳汁中にテルビナフィンが移行して乳児に影響する可能性があるためです。