Month: August 2019
テルビナフィンが含有される薬の種類

テルビナフィンは、トリコフィトン属やミクロスポルム属、エピデルモフィトン属などの皮膚糸状菌、カンジダ属、スポロトリックス属、ホンセカエア属に加え、白癬性肉芽腫やスポロトリコーシス、クロモミコーシスなどの深在性皮膚真菌症、爪白癬や足白癬、白雲、ケルスス禿瘡などの表在性皮膚真菌症にも有効とされています。 テルビナフィンは、白癬菌の細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成に関与する分解酵素であるシトクロムチトクロムP450の働きを抑制し、白癬菌の細胞膜の透過性を増加させ白癬菌の細胞内の含有成分を細胞外に放出させ殺真菌作用を発揮します。又、テルビナフィンは、角質親和性が高い為細胞移行性が高く、血中濃度の半減期が長いので低濃度でも持続性のある抗真菌作用があります。 ラミシールは、汗疱状足白癬や白雲などの表在性皮膚真菌症にはスプレーやクリーム、液状などの外用薬が処方されていますが、表在性皮膚真菌症でも角質増殖型足白癬や爪白癬、深在性皮膚真菌症の治療には錠剤の服用薬が処方されています。 セラミEXは、水虫やゼニたむし、いんきんたむしに有効とされ、スプレーやクリーム、液状が市販され、局所麻酔薬リドカインが配合されているので痒みの抑制効果が高い抗真菌薬です。 ダマリンは、ベトつかないクリームと湿潤な患部に適したパウダースプレー、患部を冷却するアイススプレー、液状が市販され、鎮痒効果のあるリドカインやL-メントールが含まれています。又、クリームには、角質を柔らかし有効成分の浸透率を上げる尿素が配合されているのも特徴です。 メンソレータムエクシブディープ10クリームは、テルビナフィンに尿素が10%も配合され浸透率が高く、角質増殖型足白癬にも高い抗真菌作用を示します。 ラミシール錠のジェネリック医薬品として、ケルガー錠やテルビナフィン錠、テルミシール錠、リプノール錠、テルビー錠などの製品名で販売されています。

2019年08月22日
テルビナフィン使用で起こる副作用とは?

テルビナフィンはアリルアミン系の抗真菌薬で、カビや酵母といった真菌に高い殺菌作用を示す薬です。 種類にはクリーム、スプレー、液剤、錠剤があり、皮膚に現れる表在性皮膚真菌症にはクリーム、スプレー、液剤を処方し、手足の爪の中や体内の臓器に増殖する深在性皮膚真菌症には錠剤と使い分けて処方されます。 テルビナフィンは真菌の細胞膜内にあるスクアレンエポキシダーゼを阻害することで、真菌が生きるために必要とされるエルゴステロール合成を妨げる効果があり、細胞膜機能を崩壊させることで殺菌的な作用を及ぼします。 適用する症状には水虫、カンジダ、スポロトリコーシス、クロモミコーシスといったもので、特に白癬菌、カンジダ菌に効果がでるので、手足や頭部などの水虫、カンジダ症の治療に使用されます。 抗真菌薬はクリームなどの塗り薬が一般的で、水虫などの皮膚に定着した真菌に効果を発揮しますが、外用薬では治療が難しい場合に限り、内服薬である錠剤が処方されます。 深在性皮膚真菌症である白癬性肉芽腫、スポロトリコーシス、クロモミコーシスや、爪の中にで増殖する水虫、爪カンジダの治療に内服薬が使用されます。 特に爪白癬は塗り薬での治療は困難とされ、この症状に作用する内服薬が少ないためにテルビナフィンを処方する機会が増えています。 クリームや液剤などの塗り薬では、特に強い副作用はありませんが、まれに発疹や薬剤アレルギーなどの過敏症状を起こすことがあります。 錠剤では吐き気や食欲不振、発熱、めまい、胃の不快感、腹痛といった胃腸や肝機能障害があり、白血球や血小板が減少する血液障害も起こる可能性があります。 また眠気やめまいを起こすこともあるため、服用後の車の運転や高所作業は十分に注意する必要があります。

2019年08月06日